くらし情報『新国立劇場で『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』の交互上演が実現』

2023年8月9日 10:00

新国立劇場で『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』の交互上演が実現

新国立劇場で『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』の交互上演が実現


新国立劇場で10月18日(水)から『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』の交互上演がスタートする。両作は単なる喜劇ではなく、戯曲のもつ複雑さ、登場人物たちの屈折した人間像から、"ダークコメディ”と呼ばれている。

『尺には尺を』と『終わりよければすべてよし』は、時をおかず執筆されたと推測される。ストーリー的にも同じテーマを持つ表裏一体のような戯曲だと考え、2作品を交互に上演することで、シェイクスピアの鋭い視点と同時代性が浮かび上がることを目指すのが本プロジェクトだ。

2作品とも「新国立劇場シェイクスピア歴史劇シリーズ」を手がける鵜山仁が演出を務め、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子をはじめとする本シリーズお馴染みの俳優陣と、今回新たに参加するメンバーが出演。ソニンは、『ヘンリー六世』以来、14年ぶりの新国立劇場シェイクスピア作品の出演となり、注目を集めることになりそうだ。

両作はシェイクスピア作品の中でも上演機会が多いとは言えないが、そこに描かれるドラマや人物造形は現代の観客に深く刺さるものがある。そんな2作品を同時期にひとつの劇場で観賞することで新たな発見もあるだろう。
時間をかけて創作を続ける新国立劇場だからこそ実現した意欲的なプロジェクトになりそうだ。

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