2021年7月10日 12:00
川崎皇輝の“若さ”ほとばしる『ロミオとロザライン』開幕、ゲネプロレポート
吉倉はその揺れ動くロザライン像を堅実に立ち上げ、劇世界に貢献していた。
アイドル出身の蓮見は、2018年までモーニング娘。に所属していた飯窪の実世界における境遇に近い。インタビューで作・演出の鴻上が「本気で女優になりたいというガッツを感じる」と評していた通り、舞台上の蓮見ジュリエットはエネルギーに満ちており、北山ロミオとの恋愛に邁進していく。「彼女が熱い分だけ、ふたりに訪れる悲劇が際立つ」という鴻上の言葉を体現するラストに注目だ。
キャストは他に一色洋平、二宮陽二郎、ザンヨウコ、渡辺芳博、大高洋夫も名を連ね、プロデュース公演『ロミジュリ』の登場人物やそこに集められた俳優に扮する。川崎・吉倉・飯窪、若い3人の脇を固めるいぶし銀の存在感も見届けて欲しい。
取材・文:岡山朋代
■川崎皇輝(少年忍者/ジャニーズJr.)コメント
ついに初日まで来た、という実感がしています。
稽古の1カ月間を通じていろんな方に助けていただいて、支えていただいた成果を発揮したいです。
僕が演じる北山は、しっかりしているというか、芯のある役なので、そのせいか共演者の方からも大人っぽくなったねって言われます。