2022年6月8日 12:00
怒髪天、ピースフルな笑顔に包まれた『古今東西、時をかける野郎ども』最終公演オフィシャルレポート
、硬派にキメた男の歌「ハナオコシ」、飾り気なしの怒髪天節が炸裂する「ド真ん中節」と、男らしいナンバーをビシッとキメていく。
清水泰次
「永ちゃんなんて70歳過ぎて50周年で全国ツアー、海外ではローリングストーンズが80歳近いのにバリバリロックンロールをやってる。50代なんてひよっこで、まだまだ怒髪天はぶっ飛ばしていきますんで。もっともっといい曲作って、もっとカッコいいバンドになります!」
そう語った上原子の意気込みを表すようにロックバンドの本懐を歌い上げた「HONKAI」、そして最後は怒髪天というバンドをこんな端的に表した言葉があっただろうかと思うほど、時世に捧げた新しいアンセム「ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イエー!」を派手にぶちかました。
アンコールは寺嶋由芙に提供した「夏’n ON-DO」を茶目っ気たっぷりにセルフカバー。ラストのラストは「俺様バカ一代」で大団円。「バンド最高!怒髪天最高!(俺達)界隈最高!」増子が強く口にすると、最後はいつものセリフ「生きてまた会おうぜー!」が高らかに響いた。
声援もシンガロングもないが、ライブを取り巻く状況は徐々に良くなっている。