くらし情報『『鉄道と美術の150年』東京ステーションギャラリーで開幕 浮世絵から現代アートまで150点で鉄道と美術の歴史をたどる』

2022年10月14日 18:00

『鉄道と美術の150年』東京ステーションギャラリーで開幕 浮世絵から現代アートまで150点で鉄道と美術の歴史をたどる

《東京汐留鉄道御開業祭礼図》は、開業式の模様を描いた物。開業式には明治天皇のほか、政府高官、外国の講師、在日外交官、お雇い外国人らが参加した。一般市民も鉄道沿線に集まり、大変な賑わいを見せていたという。

『鉄道と美術の150年』東京ステーションギャラリーで開幕 浮世絵から現代アートまで150点で鉄道と美術の歴史をたどる

左:歌川芳虎《鉄道開業新橋夜景図》1872年 鉄道博物館蔵右:歌川広重(三代)《東京汐留鉄道御開業祭礼図》1872年 鉄道博物館蔵
《蒸気運転絵》は勝海舟が参内して鉄道の説明を行った際、宮中から支給された紙に揮毫したものだという。だれもかれもが150年前、鉄道に夢中だったのだ。


『鉄道と美術の150年』東京ステーションギャラリーで開幕 浮世絵から現代アートまで150点で鉄道と美術の歴史をたどる

中央:勝海舟《蒸気運転絵》1872年 鉄道博物館蔵
印象派の画家、クロード・モネが駅や鉄道を絵のモチーフにしたように、日本の洋画家たちも駅や鉄道、線路をこぞって描いた。小絲源太郎《屋根の都》は上野の山から見た浅草方面の情景。画面の奥には朝もやにまぎれて凌雲閣(浅草十二階)がぼんやりと描かれている。
『鉄道と美術の150年』東京ステーションギャラリーで開幕 浮世絵から現代アートまで150点で鉄道と美術の歴史をたどる

左:小絲源太郎《屋根の都》1911年 東京藝術大学蔵中:近藤浩一路《京橋》1910年 東京藝術大学蔵右:鹿子木孟郎《津の停車場(春子)》1898年 三重県立美術館蔵
『鉄道と美術の150年』東京ステーションギャラリーで開幕 浮世絵から現代アートまで150点で鉄道と美術の歴史をたどる

左:小林猶治郎《タイトル不詳》1928年 板橋区立美術館蔵右:佐藤哲三《赤帽平山氏》1929-30年宮城県美術館蔵
鉄道が開業し、美術の世界も著しく発展、多様化していく。

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