初戦開催地未定の緊急事態にも慌てず騒がず、パリ五輪へ、なでしこ池田監督「国立で勝ち取る」
我々は十分な準備をしないといけない。攻撃では相手の強くくる守備を逆手に取れるような相手のプレッシャーをうまくかいくぐれるようなボールの動かし方でゴールを取れるようにしていきたい」
佐々木委員長は平壌開催の危惧をこう明かした。
「グラウンドの状況など、我々が視察できないという時点でAFCも普通のことができていないというジャッジ。人工芝の凍ったところは危険だし、ケガのリスクがある。まず選手を守るという観点であまり安全ではない環境がある」
リスクの多い平壌開催だが、その可能性はゼロではないと佐々木委員長は言う。
「平壌はゼロではない。正式に決定していない。我々はAFCの連絡を待っている状態。
AFCに対して、こちらからどうというのは全くしていない。AFC主導の話なので、DPRコリアとAFCが選定した場所でやるしかない。アウェイなので」
大事な第1戦の16日前に試合会場が未定という異例の状況にも、佐々木委員長も池田監督も焦りの色は見せなかった。
佐々木委員長「相手のホームが最も厳しいという考え方から逆算すれば、もし中立地での開催になれば、さまざまな案件がクリアになる。ただ、もともと平壌で戦う心積もりであったし、JFAやコーチ陣を含めてこれまでその準備を重ねてきた。