『ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2023』開幕 「自然」をテーマに、映像と音楽が融合した全23曲を披露
それまで脇役扱いだった動物を主人公にした『バンビ』で、数えきれないほどのスケッチと共に研究と開発が繰り返されたウォルト・ディズニーの強いこだわりが、『ライオン・キング』の制作にまで継承されていることがわかるはずだ。
第1部を締めくくるのは、ウォルト・ディズニーの“変化し続ける映画にしたい”という遺志を継いで制作された『ファンタジア/2000』より「火の鳥」(1919年版)。ストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽をモチーフに、荒れ果てた森がよみがえる物語を通して、大自然の「死と再生」を描き出す。THE ORCHESTRA JAPANが奏でる繊細かつダイナミック、荘厳でドラマチックな演奏を、春の妖精、気高いエルク、火の鳥が織りなす幻想的な映像とともに堪能したい。
第2部は「Bittersweet Selection 〜想い」&『ライオン・キング』
実写版映画から、甘く切ない3曲を届ける<Bittersweet Selection 〜想い>でスタートした第2部。鹿野浩史は『魔法にかけられて』より「そばにいて」を歌唱し、主人公ジゼルの旅立ちと成長を表現。牧野元美による「ホエン・シー・ラヴド・ミー」