くらし情報『『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』4月24日から 「衣・食・住」で用いられてきた美しい民藝約150件を展示』

2024年4月4日 11:30

『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』4月24日から 「衣・食・住」で用いられてきた美しい民藝約150件を展示

《スリップウェア鶏文鉢》イギリス 18世紀後半 日本民藝館蔵 Photo: Yuki Ogawa


約100年前に、思想家・柳宗悦が日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せることを説いた民衆的工藝「民藝」。これまでも様々なかたちで紹介されてきたが、4月24日(水)から6月30日(日)まで、東京の世田谷美術館で開催される同展は、その民藝を「衣・食・住」のテーマに分け、暮らしで用いられてきた美しい品々約150件を展観する展覧会だ。
柳宗悦は、日本のみならず朝鮮半島や中国や欧米なども旅し、陶磁、染織、木工などあらゆる工芸品のほか、絵画や家具調度などの多岐にわたる品々を、自身の「眼」を通して蒐集した人物だ。蒐集品の制作年代も、縄文時代から昭和まで幅広い。同展は、民藝としての美を、衣・食・住に関わるそれぞれの品々に見いだした柳の視点をひも解く試みとなっている。
また同展では、1941年に柳が設立した東京・目黒の日本民藝館で、柳自身がテーブル・コーディネートを手がけた「生活展」の再現展示もある。美しいライフスタイルを提案するという当時としては画期的な展示は、現代の私たちをも魅了するに違いない。
『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』4月24日から 「衣・食・住」で用いられてきた美しい民藝約150件を展示

日本民藝館「生活展」会場写真 1941年
柳はまた、同時代の国内各地の手仕事による日常品にも注目し、その紹介に努めた。

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