「兵士と一緒に戦争を“体験”する映画」、サム・メンデス監督が“全編ワンカット”の『1917 命をかけた伝令』を語る
祖父は第一次大戦に従軍し伝令係を務めていたんだ。その話には人間の物語があり、体験があり、兄弟や友人、戦友に対する想いがあった。そして、故郷に想いを馳せる切なさも、だ。10歳の頃にその話を聞いた私は、映画監督の道を選んだときから、いつか絶対映画化すると決めていた。この物語を是非とも語りたかったんだ」
ちなみに今回のアカデミー賞ではメンデス自身、オリジナル脚本賞にもノミネートされていた。映像だけではなく、物語も美しいということだ。
取材・文:渡辺麻紀
『1917 命をかけた伝令』
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