今年は男性演者が演じる「男子の部」も『こみち噺スペシャルII』開催
6月1日(土)、6月15日(土) に落語家・柳亭こみちプロデュース『この落語、主役を女に変えてみた~こみち噺スペシャルII~』が開催される。
「落語の登場人物を女性にしたらどうなるの?」と柳亭こみちが作り始めた「こみち噺」。『死神』のおじいさん風死神をおばあさんに変えたり、『そば清』の清兵衛さんを清子さんに変えたり、という風に古典落語の女性版=「こみち噺」をこれまで約30席作ってきた。
昨年8月には、「こみち噺」をもっと広めたいとの思いから、ほかの女性落語家も交えた『この落語、主役を女に変えてみた~こみち噺スペシャル~』を開催。会場の日本橋社会教育会館は満員札止めとなった。
今回の公演では、あらたに「こみち噺」を初めて男性演者が演じる「男子の部」も開催。「女子の部」は、今最も注目される若手講談師のひとり、田辺いちかが『井戸の茶碗~母と娘編~』、二ツ目・古今亭佑輔が『厩火事~お松とお崎~』、新二ツ目で、古典落語も新作落語も楽しく演じる鈴々舎美馬が『死神婆』を口演。「男子の部」は、柳家一門のエース柳家三三が『崇徳院~お嬢様編~』、上方落語の笑福亭べ瓶が『壺算~大阪のおばちゃん編~』を高座にかける。