2022年8月7日 18:00
【ライブレポート】Wienners、全国20カ所のツーマンツアー初日 「俺たちの音楽に携わってくれた人を助けたい」
それこそ、無償の光を届けてくれる太陽みたいな1曲であった。
アサミサエ(Vo / Key / Sampler)
KOZO(Ds)
また、「日本中I WANT YOU」はアサミサエの独壇場と化した楽曲。ハンドマイクで堂々とアイドルポップスを歌い上げ、千葉LOOKに清新な風を吹かせていた。途中、スサシのイチロー(Ds / Cho / 169)が姿を見せ、彼に向けてアサミサエが歌を捧げるシーンは可笑しかった。この曲に限らずだが、アサミサエがマイクを握って前に出る場面が増えたことで、バンドのキャラクター性がより一層底上げされた印象だ。
メンバー一人ひとりが楽曲の中でぶつかり合うことで、極上のケミストリーが生まれ、Wiennersにしか鳴らせない特異性がより強まった印象を受ける。最高傑作『TREASURE』に収録された新曲たちがパフォーマンス力を押し上げ、それがまた「FAR EAST DISCO」などの過去曲にもいい相乗効果を与えていた。以前と比べても、お祭り感はマシマシになっていたと思う。
Wienners
今日はツアー初日ということもあり、内容についてはあまり細かく触れられないけれど、もう1曲だけ取り上げたい。