くらし情報『金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催』

2022年8月31日 12:00

金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催

重要文化財《春日蒔絵硯箱》日本・室町時代15世紀根津美術館蔵


日本と東洋の古美術の充実したコレクションを誇る東京・南青山の根津美術館で、9月10日(金)から10月16日まで、「蒔絵(まきえ)」に焦点をあてた企画展が開催される。漆で描いた文様に、金や銀の金属粉を蒔(ま)きつけて装飾した華麗な蒔絵作品が約70件並ぶ、豪華な展覧会だ。

1941年に開館した根津美術館の礎を築いた実業家・根津嘉一郎がコレクターとして一躍脚光を浴びるきっかけになったのは、1906年、室町幕府8代将軍・足利義政が愛用したと伝わる蒔絵の名品《花白河蒔絵硯箱(はなのしらかわまきえ すずりばこ)》の売立に際し、破格の高値で落札して世間を驚かせたこと。
その後も蒐集を続け、特に晩年には、同館の蒔絵コレクションを代表する優品の数々を手中におさめた。『蔵出し蒔絵コレクション』と題する同展は、嘉一郎が蒐集した蒔絵作品の粋をまとめて紹介する初めての機会。重要文化財4件を含む約70件には、蒔絵史において重要な作品も数多く含まれ、また今回が初公開の作品もある。

同展の魅力のひとつは、文房具や仏具、香道具、飲食器、装身具など、バラエティに富む作品が堪能できること。また、足利義政遺愛の品である重要文化財《春日山蒔絵硯箱(かすがやままきえ すずりばこ)

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