くらし情報『金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催』

2022年8月31日 12:00

金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催

》や、徳島藩主・蜂須賀家伝来の《百草蒔絵薬箪笥(ひゃくそうまきえ くすりたんす)》をはじめ、由緒ある旧蔵者の存在も興味深い。

表されたモチーフの様々な意味を読み解くのも楽しいが、複雑な工程を要する多彩な蒔絵技術にふれられるのも大きな見どころだ。丁寧な解説により、技法の豆知識も豊富に提供されている。そして何より見逃せないのは、繊細かつ精緻な表現を生み出す超絶技巧だ。お持ちであれば、単眼鏡を持参されると、その数々の技巧をよりつぶさに堪能できることだろう。

また、「陶片から学ぶ-日本陶磁編-」と、季節の茶道具を取り合わせた「清秋の一服」のテーマ展が同時開催されている。秋が訪れた涼やかな庭園の散策と合わせて、様々な日本の美に親しみたい。

金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催

飯塚桃葉(初代)作《百草蒔絵薬箪笥》日本・江戸時代明和8年(1771)根津美術館蔵
金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催

《雪華蒔絵箱》日本・江戸時代19世紀根津美術館蔵
金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催
原羊遊斎作・酒井抱一下絵《雪月花三社蒔絵朱盃》日本・江戸時代19世紀根津美術館蔵
金色のグラデーションで人々を魅了『蔵出し蒔絵コレクション』9月10日より開催

銘 梶川作《御簾葵蒔絵印籠》日本・江戸時代19世紀根津美術館蔵
【開催概要】
『蔵出し蒔絵コレクション』
会場:根津美術館
会期:2022年9月10日(土)

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