大竹しのぶ、「女の一生」初日を控え決意新た 「やっぱり劇場っていいなと思ってもらえるよう」
とコロナ禍での舞台上演に思いを馳せていた。
『女の一生』初日前会見より、大竹しのぶ
また、劇中では10代の少女時代も演じており「抵抗ですか?それはあるし、観る人(観客)はもっとあると思うんですけど(笑)」と照れくさそうな表情。「すごい世界に入ったなとは思いました」と率直に語っていた。
会見およびゲネプロには大竹をはじめ、共演する高橋克実(次男の堤栄二役)、演出も手がける段田安則(長男の堤伸太郎役)、宮澤エマ(次女の堤ふみ役)、林翔太(ふみの夫の野村精三役)、銀粉蝶(女主人の堤しず役)、風間杜夫(叔父の堤章介役)が出席した。
高橋は、段田の演出ぶりに「ダメ出しという言葉がお嫌いで、褒め出しするんだと言っていたが、稽古中の1ヶ月、ダメ出しがない日はなかった(笑)」と明かし、「初日にすべてをクリアできるかどうか、“全集中”で乗り越えたい。『女の一生』の“呼吸”で」と人気コミック『鬼滅の刃』のセリフを引き合いに、意気込みをコメント。段田は「この作品は、文学座の財産。プレッシャーや責任の重さで身が縮む思いですが、ワクワクも大きい」と語り、「16歳から60手前まで、無理なくしっかり演じられるのは、日本広しといえど、大竹しのぶしかいない」