DREAMS COME TRUE、8年ぶり開催『ウラワン』で魅せたライブバンドとしての真価【オフィシャルレポート】
それは、ようやくここから本当の意味で新しい一歩を踏み出せる、という確信が得られるからだ。
高らかに勝利を告げる鐘のように響く演奏を聴きながら、もう後戻りすることはないのだと思えた。そして、大きな時間の流れは螺旋を描きながら新たな旅立ちの地点へと行き着く。まるで宇宙船に乗って旅をしているような壮大な気分だ。
中村正人(Photo:TAKU FUJII)
「みんなのおかげで35周年を迎えられています。もっといっぱいがんばるよ」と、アンコール前、最後のMCで吉田美和は約束してくれた。
これまで見た、どんなドリカムのライブよりも、歌い倒し、踊りまくる吉田美和がいる。スペシャルゲストドラマーの神保彰と中村正人が織りなすリズム隊に導かれたバンドグルーヴは、これまでの最高到達点を軽々超えるほどの隙のなさと強靭さで迫ってくる。
DREAMS COME TRUEは、タフなライブバンドである――そのことを嫌というほど見せつけられたウラワンの初日だった。
Text:谷岡正浩
<ツアー情報>
『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025 supported by U-NEXT』
※終了分は割愛
『DREAMS COME TRUE 35th Anniversary ウラワン 2024/2025 supported by U-NEXT』告知ビジュアル
2024年10月1日(火)