バレエ団、最年長ダンサー、ロバート・カーターとバレリーナ芸人松浦景子による、バレエと笑いをめぐる真剣対談!【前篇】
『瀕死の白鳥』を気持ちよく踊れるようになったのは、本当に最近のことなんだ。
松浦トロカデロならではの『瀕死』のチュチュをこんな間近で見られるなんて、幸せです。
ボビーこの衣裳を作ってくれたのは、フィリップ・マーティン・ニールソンというダンサーです。ダンサー名はナディア・ドゥミアフェイヴァ。彼は本当に多才で美しく、優れたチュチュ・メーカーでもあるんだ。ニューヨークのスクール・オブ・アメリカン・バレエで学び、ロシアの指導者にも師事していたので、アメリカらしいバランシン・スタイルにもロシアのスタイルにも柔軟に対応できる素晴らしいダンサーですよ。
── 今回の日本公演ではふたりの日本人も参加されますね。
ボビータカオミ(吉野鷹臣)とショウヘイ(岩濱翔平)だね!彼らは本当にスウィート・ガイズ。
とても静かで人間性も素晴らしく、日々トレーニングに励んでいます。僕の人生の中で、あれだけ頑張っている人たちは他に見たことがありません。僕の素晴らしいジャパニーズ・ブラザーズだね。
(後篇へ続く)
取材・文:加藤智子撮影:You Ishii
インタビュー後篇では『瀕死の白鳥』の衣裳の秘密やふたりの18歳の頃のエピソードを。