行定勲監督から演出を受ける大倉忠義の姿が 『窮鼠はチーズの夢を見る』新オフショット公開
築年数は古く、内装の耐火ボードを剥がしたままのスケルトンな質感を生かしてリフォームしているマンションをイメージしています」とコメント。その発言の通り、打ちっぱなしのコンクリートと品の良い木製のインテリアが印象的だ。
行定監督は「とある出来事があった翌日、ふたりが裸のまま部屋を歩き回るふたりのシーンがあるんですが、そのカットこそ男同士ならではのリアリティーがあると思っています。あのシーンを撮りたいために、部屋の間取りやキッチンのシンクの高さ、カメラ位置が目線になるようになど全部計算してセットを組み撮影に挑みました」と、緻密に計算し尽くされた空間設計を語る。
キャスト陣の迫真の演技はもちろん、恭一と今ヶ瀬の日々の暮らしを包み込むひとつひとつの空間にも、目を凝らしてほしい。また劇場で販売されているパンフレットにも恭一の部屋の美術設計図が掲載されている。
『窮鼠はチーズの夢を見る』
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