校條拳太朗「生き様を熱く感じていただけたら」　舞台「WORLD ～Change The Sky～」開幕

ぜひ見に来てください。

●小笠原健（犬飼猛役）
僕はこの作品を完全に客観的に見ることはできないんですけど、見ていると、胸が苦しくなるというか、いたたまれなくなるというか。正直、見ていてハッピーになる作品の対極にある作品だと思うんですけど、なんで苦しくなるんだろうと考えると、人間って幸せになりたいから生まれてきたみたいなものがあると思うんですよ。その中で、もがいて生きていたり、柏木君が言ったみたいに生きづらいとか苦しいとかっていう時代なんですけど、その中でこれって全員に当てはまることだと思うんですよ、どなたにも。そういう中でみんなもがいている、フィクションだけどノンフィクションであるような瞬間がいろいろあるので、どなたに共感されるのか、感情移入するのかはわかりませんが、必ず見に来ていただいて、損にはならないと思います。みんなで命を懸けて作った作品ですので、こんな時代ではありますが、ぜひ劇場に来て、この演劇を体感していただければと思います。

●山木透（柳原太三役）
僕、この作品をやっていてすごく思ったんですけど、一人一人の登場人物がすごく“生（せい）”に対して全力で生きているというか。それは正義でも悪でもどっちでもなく、そこに対して全力で生きているということをすごく感じて。