くらし情報『アルチュール・ランボーという詩人のあり方に迫る勅使川原三郎の新作ダンス、8月上演』

2023年7月24日 12:00

アルチュール・ランボーという詩人のあり方に迫る勅使川原三郎の新作ダンス、8月上演

『ランボー詩集─地獄の季節からイリュミナシオンへ─』


国際的に活躍するダンサー、振付家の勅使川原三郎が2年ぶりに東京芸術劇場の舞台に登場、新作『ランボー詩集─地獄の季節からイリュミナシオンへ─』を上演する。

近年とくに、文学、映画、絵画、また、それらの作品を世に送り出してきた偉大なアーティストたちにアプローチする試みを重ねている勅使川原。その独特の身体表現で語られる世界は、目を見張るほど新鮮だったり、想像以上に深淵だったりして、観るものの心を揺さぶり続けてきた。精力的に新作を発表し続ける中で、多岐にわたる芸術家の世界と次々と対峙する、その博覧強記ぶりには驚かされるばかり。2年前、芥川龍之介の『羅生門』の世界を空襲警報のサイレンとともに現代に立ち上がらせた彼が、この劇場での新たな作品のテーマとして選んだのは、19世紀フランスの詩人、アルチュール・ランボー。20歳で詩を捨て放浪の旅に出た早熟の天才を、勅使川原はダンスでどう表現しようとしているのか、こちらの想像を軽々と飛び越えていきそうな気配だ。


アルチュール・ランボーという詩人のあり方に迫る勅使川原三郎の新作ダンス、8月上演

勅使川原三郎版『羅生門』(2021年)よりphoto by Akihito Abe
十代後半でランボーの詩に出会い、詩集「地獄の季節」に「顔面に1キロワットの照明を押しつけられた気がした」

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