2022年5月18日 19:20
カーチュン・ウォンが日本フィル首席指揮者就任、目指す音作りは「昭和のプリン」
を挙げて、「クラシックに、技術面も含めた新しいものを取り入れ、どんな形で音楽を残していくか。長い旅路は始まったばかりですが、そのプロセスで何ができるのか一緒に歩んでいきたい」と話していた。
会見にはウォン氏をはじめ、理事長の平井俊邦氏、事務次長/企画・制作部部長の益滿行裕氏が同席した。平井理事長は今後、年3回のサントリーホールでの東京定期演奏会(年間12公演予定)をはじめ、九州公演や全国ツアー、加えて、日本フィルが足を運んでいないアジア諸国への楽旅も目指していると明かした他、日本フィルの大きな特徴でもある社会貢献、教育活動と地域活動、東北地方で行っている「被災地へ音楽を」の活動にも意欲を見せていた。
<カーチュン・ウォンメッセージ>
日本フィルハーモニー交響楽団の皆様とこれまで以上に深く、密接に関わることが出来ることに、光栄であると同時に身の引き締まる思いです。私はいつもどの演奏会もそれが地球上で最後の演奏会だと思うように指揮をしています。ですから、作曲家が紡いだ一音一音を逃すことなくホールに響かせたい。そして、日本フィルハーモニー交響楽団とは、この想いを共にし、叶えることが出来ると強く信じています。