2023年3月3日 18:00
銭湯を再現した豪華セットで生田斗真らが“心を洗う”! 『湯道』撮影現場レポート
また“まるきん温泉”に通じる街並みも作られて、時代劇の家屋も並ぶ撮影所の中に時代を超えた銭湯とその周辺が出現。この時期、京都で別作品を撮影していた俳優やスタッフ、京都を訪れた業界関係者も見学に訪れていて、古都の新たな観光名所(!?)ともなっていた。
現場入りした生田斗真も、セットを見回してひと言、「カッコいいなぁ」。合間には、セットの外観や一角を写真に収める姿も見られた。生田の言葉を受けて、冗談半分に「これ作ったらみんなにブーブー言われたよ(笑)」と監督。身内からしたらそれだけ費用も労力もかかっているということながら、外部からしたらこれだけの大掛かりなセットを作ってもらえて、そこで自由に撮影ができるなんて羨ましいという意味でのブーブーだったに違いない。
大掛かりなセットが存分に生かされた兄弟ゲンカシーン
そんなセットの醍醐味を感じさせてくれるのが、一見、銭湯とは無関係な兄弟ゲンカのシーン。父亡きあと、なんとか家業を守ろうとしてきた悟朗に対して、史朗は銭湯に未来はないとマンションへの建て替えを提案。口だけでなく手も出ての争いとなり、これが銭湯を縦横無尽に移動しながらの大乱闘に発展して!?
アクション部が付いての芝居となったが、これが殴り合いというよりは掴み合いで、場外プロレスのようにボイラー室から男湯、女湯、脱衣所、番台、再び脱衣所、さらにまた男湯と移動していくスタイル。