2023年3月3日 18:00
銭湯を再現した豪華セットで生田斗真らが“心を洗う”! 『湯道』撮影現場レポート
銭湯のあらゆる場所が一連で映し出されていて、まさにセットだから撮影できたシーンということで、生田もまた監督さながら冗談半分に「セットが全部繋がってますよっていうのを見せるためのシーンですね(笑)」。そして最後にはいづみに、「いい加減にしてよ!」と熱湯をかけられて、ふたりそれぞれ着衣のまま浴槽に落下するという場面だ。
このカットは本番だけの一発勝負となったが、見事1テイクで決めて、服のまま浴槽に入った生田と濱田は、ふたりして「(服が濡れて)重っ」と笑いあっていた。この後のカットの準備の間は、ふたりともその格好のままお湯に浸かって待機。もちろん入浴を楽しんでいるわけではなく、撮影時期は11月下旬で撮影場所は冬の京都。濡れて寒いのと、カットの繋がりで濡れていないといけないのとで、湯船が一番いい待機場所だった様子。しかしふたりとも楽しそうで、この日、見学に訪れていた小山もにこやかに撮影を眺めていた。
“まるきん温泉”は関西と関東のいいところ取り
兄弟といづみの物語とあわせて、豪華な名優陣による悲喜こもごものさまざまな人間ドラマが描き出されていて、多様に楽しませてくれる本作。それは銭湯のディティールに関しても同じで、豆知識は劇中でも語られているが、ツウはセットの造りでも楽しめるに違いない。