2021年4月1日 12:45
菅野臣太朗脚本・演出の舞台『WORLD』再々演決定 メインキャストに校條拳太朗、杉江大志、AKB48佐々木優佳里
2013年に初演、2016年に再演を行い、人気を博したジェットコースターサスペンス『WORLD』が初演から8年の時を経て3度目の上演を迎えることが決定した。
本作の舞台は、派出所で第二当番中の警察官が何者かによって殺害された2021年深夜の東京と、孤児院で残業勤務をしていた保育士が、近くの派出所に勤務する地域警察官の恋人よって殺害された2003年深夜の奥多摩。生暖かくも冷たい雨が降った中で起こった2つの殺人事件が一人の男によって繋ぎ合わされた時、世界は音を立てずに崩れ去っていく。
コロナ禍で変化を余儀なくされた日常、舞台芸術界にその波は大きく影響を及ぼし、上演すること自体が難しくなってしまったこの時代の中、人間の息遣いや生命力をお届けできるのは、やはりライブでしか叶わない特別な時間。どんなに生き辛くなっても人間はそれぞれの正義を持ち、突き進む衝動と制御の狭間で生きている。現代に生きる我々にとっても、まさに等身大の人間として葛藤する姿を描いた本作は、他人事ではない物語だ。脚本・演出を務めるのは、ミュージカル『忍たま乱太郎』、ドラマ『アンフェア』舞台シリーズなどを手掛ける菅野臣太朗。