くらし情報『【レポート】野心的でありながら気高き正統派ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』』

2024年3月19日 12:00

【レポート】野心的でありながら気高き正統派ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

それぞれビジュアルの再現度ではなく、〈ミュージカル“ジョジョ”〉のキャラクターとして納得の存在感なのだ。

【レポート】野心的でありながら気高き正統派ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』より製作:東宝©荒木飛呂彦/集英社

ミュージカルならではの“擬音”の表現にも驚きが

本ミュージカルを特徴付けているのが、物語を彩る音——音楽のみならず効果音含めた“音”である。音楽は『1789 -バスティーユの恋人たち-』『キングアーサー』などで知られる、フランスを代表するミュージカル作曲家であるドーヴ・アチア(共同作曲:ロッド・ジャノワ)。打ち込みなども多様した現代的サウンドを得意とする作曲家だが、加えて今回はラップが随所に盛り込まれ、本作ならではの味わいを生み出している。もちろんそれ以外にもジョースター卿が歌うミュージカルソングらしいビッグナンバー、ツェペリが歌うジャズテイストのナンバーと、聴きどころはたくさん。そして“ジョジョ”といえば……の、印象的な擬音の数々の処理が非常に面白い。「ズキュゥゥゥン」は、「メメタァ」は、こう表現するのか! という驚きは一見(一聴?)の価値がある。さらに戦闘の打撃音などもバンドが担当しているのも斬新だ。

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