2023年10月25日 12:00
名手メイエの妙技に浸る。兵庫芸術文化センター管弦楽団 第146回定期演奏会
兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の11月定期は、ドビュッシーや、ビゼーにラヴェルなどを揃えたゴージャスな“オール・フレンチ・プログラム”だ。
指揮は、PAC初登場となるアレッサンドロ・ボナート。弱冠20代ながら、数々のオーケストラや歌劇場で活躍するイタリアの新鋭だ。そして今回共演するソリストが、フランスが誇る世界最高峰のクラリネット奏者ポール・メイエなのだから素晴らしい。これは、2020年3月のPAC定期に出演予定だったところが、コロナ禍によって公演中止となり、約3年半の時を経てようやく実現する共演だけに見逃せない。
しかもメイエの演奏曲目はといえば、ドビュッシーがパリ高等音楽院卒業試験のために書いた「第1狂詩曲」と、メイエに献呈されたエスケッシュの「クラリネットと管弦楽のための協奏曲」なのだから楽しみだ。メイエ自身も気合が入ること間違いなし。世界最高峰のクラリネット奏者の実力を堪能したい。
そして後半は、ビゼーの名作『アルルの女』&ラヴェルの超人気曲『ボレロ』とくれば、香り高いフランス音楽に触れる時間が待ち遠しい。
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第146回定期演奏会
ボナート×メイエ 極上のフランス音楽
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2310183
11月17日(金)