サカナクション、ORANGE RANGEら11組が競演 3年ぶり開催の『ビクターロック祭り』オフィシャルレポート
その曲終わりのノイズが消えぬうちに、柳沢がリフを弾き始め、プリティが腕で「E」「M」「A」のポーズを、オーディエンスに求めてから「エマ」へ。もう4曲目、すさまじい勢いでライブが進んでいく。間奏ではフロント3人がセンターに集まり、弾きながら背中を合わせるポーズ。「楽しんでもらえてるでしょうか?春になってきましたよ!」と、ギターを置いてハンドマイクになった牧が、この日最初のMCを入れる間も、音は止まらない。ドラムのビートに乗って、話している。「そんな季節に、新曲を持って来ました!」と、3月30日リリースのニュー・シングルであり、始まったばかりのツアーのタイトルでもある「青いの。」を披露。曲に合わせてブルーの照明がステージを包む。オーディエンスがステージに向ける集中力が、グッと上がったのを肌で感じる。
「ビクターは、ロック・バンドが多いからね。ロックのかっこいいところを、ここからどんどん見せていきたいと思います!」というMCから後半へ。「子供に戻りましょう、みなさん!」と、牧と柳沢でツインボーカルをとる「クライベイビー」へ。イントロで牧、ジャンプしまくりながらギター・ソロを決める。この曲でも、続く「平成ペイン」