2021年6月11日 18:00
音楽劇『GREAT PRETENDER』演出・河原雅彦「オチが知られた詐欺ものも演劇の手法で面白く」
Kis-My-Ft2の宮田俊哉主演で音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』が7月に東京、8月に大阪にて上演される。原作は、脚本家・古沢良太の軽妙でユーモラスな筆致で描かれた同名アニメ。「日本一の天才詐欺師」を自称するも、その実、真面目でお人好しな主人公・枝村真人(通称エダマメ)を中心にした、詐欺師たちによる騙し騙されのスリリングな“コンゲーム”は、アニメーションのアカデミー賞と呼ばれるアワード「アニー賞」でBest Direction-TV/Media部門にノミネートされるなど、大きな注目と高い評価を集めた。今回、舞台版ではアニメ1~5話で描かれる「CASE1:ロサンゼルス・コネクション」をベースに構成されるという。果たしてどのような作品になるのか、演出の河原雅彦に話を聞いた。
舞台ならではの外連味のあるキャスティングで
──原作アニメは舞台化が決定してからご覧になったそうですね。
そうですね。もちろん楽しく拝見しましたけど、どう演劇にすると面白くなるかなという目で観てしまいましたね。
──どう演劇にすると面白くなると思われましたか?
まず、これは原作ものに共通する難しさのひとつですが、ファンの方は既にストーリーを知ってるんですよね。