2022年2月8日 18:00
フレデリック×須田景凪、シーン最前線を走る2組のオフィシャルライブレポ到着「またいつかやりましょう」
をハンドマイクで熱唱、オーディエンスの期待感とギアを合わせてみせる。そこから一転、ギターを構えて「veil」のアッパーな疾走感で会場一面のクラップを呼び起こしたところで、さらにフィードバックノイズから流れ込んだ「レド」のロックンロール感が、ライブ空間を刻一刻と高揚させていく。
コロナ禍真っ只中のライブ開催ゆえ、客席スタイルのフロアから歓声こそ飛ぶことはなかったものの、序盤からエモーショナルに高ぶる須田の歌声に、そして「人生で初の2マンを、自分の好きなバンドとできることを、めちゃくちゃ嬉しく思っています」と語る須田の想いに、観客の熱い拍手が巻き起こっていた。
エレクトリックドラムの音色をフィーチャーした「Vanilla」のハイブリッドな質感。モリシーの奏でるアコースティックギターとともに歌い始めたバラード「はるどなり」で聴かせるオーガニックな歌声……。対バンイベントの短いアクトながら、須田の楽曲と歌が持つ色彩感を鮮烈に印象づけたステージだった。
「自分も昔からプレイしてた『テイルズ オブ』シリーズのエンディングを書かせてもらったんですけど、まさかのオープニングがフレデリックで。