くらし情報『最新作『トラップ』でシャマランが描こうとしている“新たな神話”とは?』

最新作『トラップ』でシャマランが描こうとしている“新たな神話”とは?

『トラップ』 (C)2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

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M・ナイト・シャマラン監督の最新作『トラップ』が10月25日(金) から公開される。本作はシャマラン監督の集大成的な映画であり、繰り返し観ることで新たな発見がある作品だ。

本作の主人公クーパーは、これまでのスリラー、サスペンス映画に登場する悪役や犯罪者とは違った魅力のあるキャラクターだ。彼は恐ろしい男で、自分のアジトに男を監禁している切り裂き魔だが、見るからに邪悪そうな表情を浮かべることもなければ、ステレオタイプな犯人像を見せることもない。見た目は穏やかな“家族を愛する消防士の男性”だ。しかし、その内面に異なる一面を抱えている。

クーパーを演じたジョシュ・ハートネットは「この映画はこのキャラクターの視点を中心に作られていて、このキャラクターのコンセプトはナイトが執念を持って探求したものなんだ。だからクーパーをできるだけ魅力的に、奥深いキャラクターにしなければならなかった。
演じるのはとても難しいが面白いキャラクターだ。描き方が一方に偏ってしまうと、観客からの好意を失いかねないし、あるいは、危険な緊張感を失いかねない。

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