くらし情報『清原惟監督『すべての夜を思いだす』ご当地・多摩ニュータウンで先行上映イベントを開催』

清原惟監督『すべての夜を思いだす』ご当地・多摩ニュータウンで先行上映イベントを開催

商店街が舞台としてたくさん登場していることが嬉しくて。というのも、私が入社をして一番最初に上司である両親から言われた仕事が、商店街の取材だったんです。この街を支えてくださっている地域の商店主さんがあってこそのニュータウンということを、店主の皆様とお話するなかで強く感じたことがあり、この映画を拝見すると商店街の皆様のお顔がたくさん浮かんできました。

清原惟監督『すべての夜を思いだす』ご当地・多摩ニュータウンで先行上映イベントを開催

五来恒子
司会印象に残っているシーンやお気に入りのシーンは?

清原監督お気に入りというのは難しいのですが、私がすごく好きなシーンは、主人公の知珠(ちず)がふたりの大学生の花火を見る前に、お茶を飲もうとして、お茶が数滴しか無いシーン。主役の兵藤公美さんのお芝居が本当に素晴らしいということもあって、ただお茶が無いだけなのに、あの一日の色々なものをあのシーンが背負っているような感じがして。肉体的な疲れであったり、喉の渇きも感じるし、一日が終わっていくということをあのシーンですごく実感します。

中澤日菜子大学生の女の子ふたりが花火をするシーンがすごく印象に残っています。花火は、色々なイメージが重なりあうものだなと思います。
光っては消え、光っては消え、繋いでいかないと次の花火に火が付けられないとか、そういったところで、あのふたりの関係性や、知珠というひとりの女性が来た目的、歩いてきた時間、自転車に乗った時間が花火と重なり、頭の中に蘇って来る、とても好きなシーンです。

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