くらし情報『佐藤流司の美学「いわくつきの妖刀でありたい」』

佐藤流司の美学「いわくつきの妖刀でありたい」

2.5次元舞台のトッププレイヤーとして駆け抜けた佐藤流司も29歳。経験を積み、性格的に丸くなった部分もあると認めている。

「今日の撮影でも、笑顔をお願いしますって言われて、ちょっと笑いましたしね(笑)」

ついに迎えた20代ラストイヤー。その胸の内に、どんな変化を感じているのだろうか。

「全然イライラしなくなりました。昔ほど刺激的な人生ではなくなったのかなと。20代前半は、もっと感情が揺れ動いていた。今はそういうのがなくなった代わりに落ち込むことが増えたかも。
外に発散しない分、内に溜め込むようになったんでしょうね。大人になるって我慢することなんだなって自覚しました(笑)」

道を走りはじめて間もない頃は、怒りや悔しさ、反骨心をガソリンにできた。けれど、時が経てば、それだけでは走れなくなってくる。今、佐藤流司を走らせているガソリンとは何か。

「逃げられないっていうことですね。この仕事のいいところは逃げられないことだと思っているんですよ。昔、バイトとかしたことあるんですけど、本当、2〜3日で辞めちゃう人間なんです、俺は。でもこの仕事は作品が決まったら、絶対逃げられないじゃないですか。
ファンの方も、関係者の方も、俺に期待をしてくれている。

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