2023年5月6日 12:00
唐沢寿明演じる謎のフィクサー・設楽拳一。“読めない男”の思惑が見え始める『連続ドラマW フィクサー』第3話が放送・配信に
のファンだったからなんです(笑)。主演はぜひ唐沢さんに当たりたいという話は最初からしていて、その前提でイメージを作っていただきました」(青木)。
一方で唐沢とはすでに4作品で組み、馴染みの間柄である井上は、「唐沢さんと今までやってきたドラマの主人公たちは目的や野望がはっきりしていたんです。言ってみれば、人間くさい人」と述懐。「唐沢さんご自身は非常に整った外見で、そんな唐沢さんが欲望にまみれた人間くさい行動をするっていうのが、ある種の面白さでもあったんですよね。その中で今回は、あえて何を考えているのか読めないキャラクターをぶつけました」(井上)。
ストーリー上重要なあるキーアイテムを手に不敵な笑みを浮かべる設楽
そんなスタッフ陣が半ば当て書きした謎の男・設楽について、唐沢本人も「表に出てはいけない究極の“裏方”」とインタビューで語っているが、すでに放送・配信された第2話ではついに設楽の過去が断片的に語られ始めた。かつては“ケンズファイナンス”という消費者金融会社の社長だったが、インサイダー取引による金融商品取引法違反の容疑をかけられ、控訴することなく2年8カ月も服役、その間に会社を売却し大金を得て“塀の中の大富豪”と呼ばれていたことが判明したのだ。