くらし情報『「最初は躊躇ったけど......」 ミュージカル『生きる』脚本・高橋知伽江×ホリプロプロデューサー・梶山裕三対談』

2023年8月29日 11:00

「最初は躊躇ったけど......」 ミュージカル『生きる』脚本・高橋知伽江×ホリプロプロデューサー・梶山裕三対談

高橋は「彼の音楽に導かれて、このミュージカルができたと思うし、彼から学んだことは本当に大きかったですね」と今、振り返る。

「最初は躊躇ったけど......」 ミュージカル『生きる』脚本・高橋知伽江×ホリプロプロデューサー・梶山裕三対談

撮影:引地信彦
とはいえ、創作の道のりは容易ではなかった。

なぜキャストがここで歌うのか? 主人公の渡辺勘治の死をどこで描くのか? 本当にこの曲は必要か? 作曲家のジェイソン、演出の宮本亞門も交えて、試行錯誤を繰り返し、高橋は開幕まで10回以上脚本を書き直したという。高橋は「稽古が終わって、その後に打ち合わせがあって、家で本を書き直して、寝て、朝に亞門さんから電話があって、また直し......。制作の人は台本の差し替え部分のコピーばかりしていた気がします」と笑うが、「苦しかったけど、楽しかったですよ」と微笑む。

創作に伴走し続けた梶山も「知伽江さんとジェイソンと亞門さんがプロ意識を持って作品を作り上げていったと思うし、そこに市村(正親)さんや鹿賀(丈史)さんらキャストからのアイディアも加わって、本当に奇跡みたいな初日だったなと思うんです。たくさん話し合ってもうまくいくとは限りませんから、オリジナルって」と話す。

そして梶山は「幕が開いてからの評判がよかった。
開幕後1週間ぐらいから、もうどんどんチケットの申し込みが相次ぎ、男性の方が1人で当日券を買い求める姿もたくさん見かけました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.