くらし情報『重要文化財だけを集めた史上初の展覧会『重要文化財の秘密』3月17日より開催』

2023年3月2日 12:00

重要文化財だけを集めた史上初の展覧会『重要文化財の秘密』3月17日より開催

岸田劉生《麗子微笑》重要文化財1921(大正10)年東京国立博物館蔵展示期間:4/4~5/14Image:TNM Image Archives


1952年12月に開館し、2022年度に開館70周年の記念の年を迎えた東京国立近代美術館。同館の2022年度の最後を飾る企画展として、明治以降に制作された絵画、彫刻、工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会が、3月17日(金) から5月14日(日)まで開催される。

重要文化財とは、文化財保護法に基づいて、日本に所在する有形文化財のうち、製作が優秀で日本の文化史上貴重なもの等について、文部科学大臣が定めたもの。特に優れたものが「国宝」に指定される。明治以降に制作された作品のうち、重要文化財に指定された絵画、彫刻、工芸は68点、国宝はまだ存在しない。作品保護の観点から貸し出しや公開が限られていることもあり、そのうちの51点もの重要文化財が勢揃いする今回の展覧会は、日本近代美術の名品をまとめて鑑賞できるきわめて貴重な機会だ。重要文化財だけを集めた展覧会としては、史上初だという。

同展のもうひとつの見どころは、その名品の数々がいつ、どのような評価を得て重要文化財に指定されたのか、そうした美術史の秘密を丁寧に紐解いていくところだ。
今でこそ「傑作」の呼び名が高い作品も、発表当時は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」

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