ORCALANDが下北沢のヒーローになった日 主催イベント『ナワバリロックフェスティバル 2024』【オフィシャルレポート】
のシャウトを浴び、ORCALANDは下北沢のヒーローになったのだった。本編ラストには「バニサマ」を投下。「夏フェスでやるために書いた曲」だというサマーチューンが、他でもない彼ら自身が作り上げた『ナワバリロックフェスティバル』を真夏のピークへと引き戻す。全員が頭上でタオルを振り回し、クライマックスまで楽しみ尽くした。
ORCALAND おとやん(b) Photo:橋本若奈
アンコールを待ち望むオーディエンスは、手拍子や掛け声の代わりに、「やってらんねえ」のフレーズ「優勝すんだお前と」を歌い繋ぐ。再びステージに現れた彼らは、「俺たちがこの“ナワバリ”で一番歌った曲」だという「やってらんねえ」をプレイ。大塚は冒頭からマイクをフロアに預け、「お前ら声がちっせえ」の歌詞を「お前ら声がでっけえ」に変えて歌う。互いが互いを求め合い信じ合うことで、演者と観客の境界線が薄れていく。
メモリアルな一日を作り上げた四人が、この日の景色を目に焼き付けるように隅まで会場を見渡しながら演奏する姿が印象的だった。
ORCALAND こーてぃん(ds) Photo:橋本若奈
この日、2025年2月に東名阪のツーマンツアー『BOY MEETS GIRL』を開催することも発表したORCALAND。