くらし情報『「この役をやらせてもらえないと、次に進めない」 舞台『剥愛』上演へ』

2023年9月15日 18:00

「この役をやらせてもらえないと、次に進めない」 舞台『剥愛』上演へ

左から)山田佳奈、さとうほなみ 撮影:源賀津己

撮影:源賀津己



脚本家・演出家の山田佳奈が主宰する劇団・□字ックによる新作公演『剥愛』が2023年11月10日(金)からシアタートラムで上演される。

山田による3年ぶりの書き下ろしで、片田舎の集落にある剥製師の工房が舞台となっており、正義の在り方が多面的であり、他者の正義を糾弾するという現在の社会に垣間見える問題を反映し、愛情のゆがみ、欲望、人が過ちを犯していくまでを丁寧に描く作品だという。

本作の着想を得た経緯について、山田は言う。
「ビジュアル撮影のときに、ユニークさをプラスしたくて剥製を借りたことがありました。鶏の剥製を修復しているところも見せてもらって、剥製師の人が『僕たちの仕事は命をもう1回与える仕事なんです』と話していて。それが衝撃的で、自分のメモリーに引っ掛かってしまった。それ以来、剥製師の物語を書きたいとずっと温めてきました」。


「この役をやらせてもらえないと、次に進めない」 舞台『剥愛』上演へ


今回、主人公の千田菜月役を演じるのは、4人組バンド「ゲスの極み乙女」のドラマーで、俳優としても活動の幅を広げている、さとうほなみ。
さとうは「プロットの段階からぐっとエグられて、しばらく立ち上がれませんでした。なつきの考えていることや境遇に共感することも多かったし、この役をやらせてもらえないと、私は次に進めないとすら思った」

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