2023年9月15日 18:00
「この役をやらせてもらえないと、次に進めない」 舞台『剥愛』上演へ
と出演に対して強い思いを持っていた。
そんなさとうについて、山田は「いつかご一緒できたらと思っていた」と明かし、「私は生きてきた過程や今の生き方にフラストレーションを抱えている人を描きたがってしまう。今回の菜月もそう。それに呼応する人がいいなと思っていたら、さとうさんと有難いかたちでご縁が繋がって。タイミングがよかったです」。
アーティストでありながら、俳優としてのキャリアを積むさとうだが、本人は「ただ自分がやりたいことをやっているだけ」で、棲み分けをしているわけではないらしい。
「ライブもお芝居もやらなくてはいけないことは決まっているんだけど、そのときの感情で動けたらなと思っています」と言い、「舞台は相手がいて、そこで生まれるものがある。それが楽しいですよね」とも。
観客へのメッセージとして、さとうは、「私自身久しぶりの会話劇で、すごく楽しみです。自分がモロにエグられている作品なので、お客さんにも何かを感じ取ってもらえたら」と言い、山田は、「自分の生活や生きづらさと強制的に向き合わされるのが舞台だと思うんです。お金を払ってまで辛い思いをしたくないと考える方もいるかもしれませんが......私はこれからも作品を作る意義を考えながら、しっかりしたものを届けていきたいです」