板垣李光人が振り返る『どうする家康』「松本さんの背中を追いかけたい」
まあ、重かったですけど(笑)。
――やっぱり重いんですね(笑)。
はい。1日着てると、重すぎてだんだん(地面に)埋まりそうになります(笑)。
――平八郎(本多忠勝/山田裕貴)の兜とか、首が折れるんじゃないかと思いました(笑)。
小牧・長久手の戦いでは僕の兜はまだ小ぶりだったんですけど、関ヶ原の戦いでは僕の兜もひこにゃんみたいになっています(笑)。ツノの部分がわりと平たい感じで、首を動かすとなかなか大変なことになるんですけど、きっとそれがあの時代のオシャレというか、自分の力と意志を示すためのステータスだったと思うので。フル装備で臨めると、僕も1個スイッチが入るところはあります。
「美しい」という設定には、やるしかないなという感じでした(笑)
――振り返ってみても、小牧・長久手の戦いは徳川四天王にとって大きな見せ場になりましたね。
もちろん、どの戦いも毎回死ぬ覚悟を持って挑んでいるんですけど、やはり描かれ方としても、それぞれが今までのことを回顧しながら戦いに臨んでいた分、一層思いの強いものになったんじゃないかとは思います。
直政にとっても、まさにあの戦いが立身出世への第一歩。そこはやはり特別なものがあったでしょうしね。