2023年3月14日 16:30
太田光、亡くなった鮎川誠をしのぶ ドキュメンタリー映画完成も本人は鑑賞できず
TBSが立ち上げたドキュメンタリー映画のブランド「TBS DOCS」のもと、今回で3回目を迎える『TBSドキュメンタリー映画祭2023』の開催直前イベントが3月14日(火)、都内で行われ、「TBS DOCS」チェアマンの太田光と、昨年の映画祭アンバサダーを務めたトラウデン直美が出席。注目作品について語り合った他、同席した佐井大紀監督(『日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜』)、取材拠点のロンドンからリモート参加した須賀川拓監督(『戦場記者』)に質問をぶつけた。
佐井監督の最新作『カリスマ ~国葬・拳銃・宗教~』は、昨年行われた国葬や反対デモ、さらにかつて世間を騒がせた“イエスの方舟”に迫った内容で、太田は「早速、高市(高市早苗/現経済安全保障担当大臣)に見てもらって、文句言ってもらいましょう」と毒舌。佐井監督は「国葬というイベントがあった去年1年間の熱量をパッケージできないかなと。ふと日本社会を俯瞰し、主役と周りの人々の縮図が見えて、さまざまな問題の点と点が線となり作品になった」と振り返った。
太田光
一方、須賀川監督の最新作『アフガン・ドラッグトレイル』は、薬物中毒者の取り締まりを通して、アフガンを蝕む薬物の闇を切り取る意欲作。