【PFF開催直前!入選監督対談】史上最年少14歳で入選、ひがし沙優監督×犬童一心監督
犬童どっちが面白かった?
ひがし『ハウ』はワンちゃんがかわいくて、ドキドキ感がすごかったです。
ひがし沙優監督
――今回、ひがし監督には、犬童監督が高校生のときに撮った『気分を変えて?』も観てもらいました。
犬童『気分を変えて?』は1978年の映画だから、46年前。
ひがしテンポが良くて見やすかったです。時間の経過が英語で出たりするのも新鮮でした。
犬童僕がこの映画を作ったときは、物語を一回バラバラにして、無理矢理テープで止めてるみたいなギリギリの破壊志向があったと思うのね。ひがしさんの『正しい家族の付き合い方』は、面白い物語を作るってことに、ものすごく集中していると思った。
ひがし自分の部屋だけで、どうやって映画を作れるかなと考えたんです。
そこで今回の設定にすれば、この部屋だけで出来るなと思って。
犬童どうして部屋の中だけで撮ろうと思ったの?
ひがし学校とかを借りて撮ると、使える時間が決められているので。家だったら好きな時間に、小物とかもじっくり置いて撮れるから。良いものを作るんだったら、自分の部屋を崩してやった方が良いと思ったんです。
犬童すごいね。その考え方は、昔の巨匠監督と同じだよ。