【PFF開催直前!入選監督対談】史上最年少14歳で入選、ひがし沙優監督×犬童一心監督
対立っていうわけじゃないんですけど。
犬童僕と一緒だね。学校から家へ帰ったら延々編集ばっかりしてたんだよ。他にそういう人は全然いなくて。でも、こうやって話してると、ひがしさんが明るい人たちとは別の場所にいるっていう感じには見えてないけどね。でも、それが映画に出てくる人間たちの感じになったんだね。
ひがし『気分を変えて?』を観たら、今の映画と画質は違っても、作り方とかは今も同じなのかなって思いました。映画は変わらないなって。
犬童僕は逆に、「映画」ってもの自体が、古い気がする。映画が誕生してから今に至るまで、色がついて音が入ったぐらいで、ほとんど変わってない。編集の仕方も新しい手法なんて実はそんなにないし。だから僕には、映画ってアンティークじゃないの?みたいな気分があるのね。そこが好きなんだけど(笑)。
『気分を変えて?』より
ひがし私は、新しいものを作るという気分の方が大きいかなって思ってます。
リモートでも映画は撮れる
――最後におふたりから、今回のPFFで上映される監督作について、これから観る方に一言お願いします。
ひがし『正しい家族の付き合い方』は、いろんな人にリアルで会わずに作ってる映画なんですけど、皆さんが飽きないように心がけて作りました。