石丸幹二が円熟味を増した多彩な表情と歌声で魅了 音楽劇『ライムライト』上演中
という言葉。まさにカルヴェロはテリーの光となって、彼女を救い、そしてこの先の彼女の人生を導く光であり続けるに違いない。それと同時に、カルヴェロにとっても彼女は人生の最後に見つけた光だったのだろう。そんな、幸福な余韻にひたりながら劇場を後にすることができる、本当に幸せな作品だと思う。
音楽劇『ライムライト』は、8月18日(日) まで東京・日比谷シアタークリエにて。その後大阪、大分に巡演。
「皆さんには、どんな言葉が響くでしょう」石丸幹二、朝月希和、太田基裕コメント
■石丸幹二
「ライムライト」に寄せて
60代のチャップリンが演じた老芸人カルヴェロ。ちょび髭をつけず、山高帽もかぶらず、素顔のまま。今、私の頭は彼の言葉であふれ、心は彼の精神に満たされています。
「ライムライトの魔力、その光の中にスターは誕生する。その光からスターは去って行く」。
このセリフに接するたび、瞳を射る強烈な光や、穏やかに包み込む光を感じ、時には熱く高らかに、時には深く染み入るように語っている自分に出会います。
皆さんには、どんな言葉が響くでしょう。劇場で感じてください。
■朝月希和
今、胸がドキドキし高鳴ります。