2021年10月19日 18:00
「ALTERNATIVE KYOTO(オルタナティブ・キョウト)」11月7日まで開催中 京都府6エリアを舞台に、地域の自然や文化と向き合うアート作品を展開
京都府の6つのエリアを舞台とした芸術祭「ALTERNATIVE KYOTO─もうひとつの京都─想像力という〈資本〉」が11月7日まで開催されている。オルタナティブ(「もうひとつの、別の」という意味)という言葉が示すとおり、これまでにない京都の一面を見せてくれる芸術祭だ。
「ALTERNATIVE KYOTO─もうひとつの京都─想像力という〈資本〉」は、京丹後、宮津・天橋立、与謝野、福知山、南丹、八幡の6エリアを会場に定めた広域な芸術祭。アーティスト全25組が地域とその文化を綿密にリサーチし、土地の魅力を引き出す作品を発表していく。本レポートでは、八幡、南丹、福知山のエリアを紹介する。
■八幡
歴史ある神社や巨大な団地などを擁する八幡エリアでは、石清水八幡宮や、松花堂庭園・美術館を会場に5組のアーティストが『放生 / 往還』をテーマに作品を発表する。
島袋道浩《再生》
島袋道浩は石清水八幡宮 頓宮に、役目を終えたビルの瓦礫を直立させ配置した《再生》を発表。直立した瓦礫には、ひとつひとつが異なった個性や表情が現れているように見える。
また、島袋の作品を取り囲むように石川竜一は写真作品《 Hōjōナウ!!-草-とらくがき》を展示。