2021年10月19日 18:00
「ALTERNATIVE KYOTO(オルタナティブ・キョウト)」11月7日まで開催中 京都府6エリアを舞台に、地域の自然や文化と向き合うアート作品を展開
周辺の野草の写真に、展示場所のそばにある落書きを写し取って加えている。
石川竜一《 Hōjōナウ!!-草-とらくがき》の一部
八幡はスクラップ工場があり、不要な自動車が全国から集まる場所でもある。松花堂庭園内に展示されている石川竜一《 Hōjōナウ!!-C9-403-》は、八幡にある巨大な集合住宅・男山団地に暮らしていた独身男性の持ち物を自家用車から部屋の私物まですべてまとめてスクラップにしたものだ。
石川竜一《 Hōjōナウ!!-C9-403-》
松花堂庭園では、このほか佐々木香輔、藤生恭平、宮本一行が3つの川の合流地点である八幡の特徴を捉えたインスタレーションを発表している。
■南丹
南丹地域は、キリシタン大名の内藤ジョアンや、浄瑠璃をベースとしてうまれた丹波音頭など独自の歴史文化背景を持つ場所。この地域では6名のアーティストが駅前商店街などを使い、『南譚:介在する因子』というテーマで作品を展示する。
荒木悠《ROAD MOVIE》2014年
八木駅前にあるCafe Hiranoのテレビには、荒木悠の《ROAD MOVIE》が上映されている。店内は店主や常連客が語り合うほがらかな空間だ。