くらし情報『『スーラージュと森田子龍』兵庫県立美術館で 「画家」と「書家」の出会いと交流を約50点で紐解く』

2024年3月11日 11:30

『スーラージュと森田子龍』兵庫県立美術館で 「画家」と「書家」の出会いと交流を約50点で紐解く

と呼び、そのような仲間ができることは喜びであり、励みになったと述べているのだとか。
そして、スーラージュと森田の間には、1950年代から直接的な交流もあった。『墨美』を好んで見ていたスーラージュが、自身の作品写真10枚を掲載用に提供してくれたのだ。1958年に初来日したスーラージュは、森田らと直接に意見を交わし、また1963 年には、今度は森田が渡欧の際にパリでスーラージュ夫妻と再会を果たしている。画家と書家のふたりは、交流を通じて互いの表現の共通点と相違点について考えを深めたという。
スーラージュ美術館の全面的な協力により開催される同展は、このふたりの作品を合わせて約50点と書籍や日記などの資料を通して、芸術家の出会いを考えるものだ。国際交流は何をもたらし、文化的なアイデンティティはいかにして生まれるのか。そうしたことにも思いが至る、興味深い展覧会である。


<開催概要>
『スーラージュと森田子龍』
会期:2024年3月16日(土)〜5月19日(日)
会場:兵庫県立美術館企画展示室
時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
会場:兵庫県立美術館
休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)

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