くらし情報『君島大空が合奏で『縫層』に宿した圧倒的な生命力 配信ライブ『層に電送』レポート』

君島大空が合奏で『縫層』に宿した圧倒的な生命力 配信ライブ『層に電送』レポート

頭上ではミラーボールが煌めき、落ち着いたなかにもダイナミックな風景を描き出してみせる。おそらく君島の曲はすべて、彼のとてもパーソナルな場所から生まれたものだ。にもかかわらず、こうしてバンドで鳴らされ、配信とはいえ多くの人の目と耳にさらされることで新たなパワーを得る。当たり前といえば当たり前だが、楽しげに音と戯れる4人の姿を見ていると、ライブという場のもつエネルギーを改めて痛感させられるようだ。

君島大空が合奏で『縫層』に宿した圧倒的な生命力 配信ライブ『層に電送』レポート

写真 / 垂水佳菜

「いやあ、早いものだな」。君島がぽろっと気持ちを吐き出すと、ライブはクライマックスへ向かっていく。「遠視のコントラルド」の太いグルーヴが生命力を呼び覚ますように鳴り響き、ひときわエモーショナルな歌声が劇場を描き出す。君島の目を通して映した風景が音楽になり、まるで世界そのものを塗り替えるような勢いで迸っていく。
君島が全身でギターを弾き倒して曲を走り抜けると、4人から思わず笑い声がもれる。朗らかなのにヒリヒリしている、なんだか奇妙な感覚だ。バンド形態ではこれが年内最後のライブということで君島は「来年もよろしくお願いします」と一言。そして本編ラスト、1曲目に弾き語られた「光暈」

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