と思いながら演じています。好きだったら好き、嫌いだったら嫌いで動けるんだ、この子は、みたいな。憧れもありつつ演じていますね。
――小越勇輝さん演じる妖怪と心を通わせていく、割と繊細な感情の変化を出していく役だと聞きました。
梅田そうですね。『GLOVER』の時は、「生まれました、好きになりました、猪突猛進!」みたいな感じだったけど、複雑な気持ちの変化がある役です。
――それを台詞なしで表現するわけですよね。
梅田めちゃムズイ……。
梅澤ふふふ。でも本当にキーの役だよね。
梅田普段、どれだけ言葉に助けられているんだろうって感じます。身振り手振りで伝えたり、ダンスで伝えることがこんなに難しいんだなって。
――小越さんはどんな方ですか?
梅澤小越くんは思った以上にアグレッシブにやってくれて、すごい楽しいです。梅棒の表現って慣れない人はすぐできなかったりするんですけど。
梅田うん。そうですよね。
梅澤小越くんは「こういう感じ」っていう材料を渡しておけば、それをいつの間にか膨らましていて、予想以上のアクションがきて舞台上でびっくりすることがあります。だから早くもっと一緒に稽古したいです。