2022年5月10日 07:00
志尊淳「プレッシャーしかなかった」錚々たるキャストの真ん中に立つ責任感とひたむきさ
――過去の作品も今の志尊さんの力になっているんですね。
もちろん。この作品のこの部分が役に立っている、というわけじゃなくて、ひとつひとつの作品の積み重ねが今の自分だな、と思います。
想像もしていなかった仕事をもらえることが楽しい
――今回、声優として主演という大きな仕事だったと思うんですが、新しく見つかった仕事での目標はありますか?
ないですね。声優の仕事をやるときはこれで最後、って毎回思っていて。
――えっ、そうなんですね。
声優の仕事をやりたいとは簡単に言えないですね。それを生業としている声優さんたちがいて、本気で向き合っていらっしゃっていて……。
本当に、本当に、求めていただいたらやりたいですけど、簡単に「やりたい」と言えないのが現状です。でも、『バブル』が最後の声優の仕事だったらこんな幸せなことはないな、と思います。
――では、役者として、今後やってみたいな、というものはありますか?
あんまりないですね、僕は。何年後にはこうなりたい、とか全然ないんです。自分がどうなっているか分からないので。
――流れに身を任せる、みたいな……。
そのとき、自分がいいと思ったものをやりたい、という感じですね。