2023年9月27日 07:00
福山雅治、福原遥×水上恒司ダブル主演映画『あの花』主題歌を書き下ろし「“いま、日々を生きていることの幸せ”を歌で描きたい」
と喜びの声を寄せている。
併せて公開となった予告編は、現代に生きる女子高生・百合(福原)が1945年の日本にタイムスリップするところから始まる。暑さに倒れそうだった百合を助けてくれたのは、彰(水上)だった。それから事あるごとに彰に助けられ、その優しさにどんどん惹かれ、初めての恋をする百合。連れてこられた美しい百合の丘をバックに、福山の主題歌「想望」が入る。
「あたらしい夏 百合薫る丘 去年は君を まだ知らなかった」という恋の始まりを予感させる歌詞が、戦時下の緊迫した空気を少し和らげる。だが、彼は特攻隊員で、間もなく出撃する身だということを知らされる。「戦争に意味があるのか」「どんな意味があるのか言ってみてよ!」と警官に食ってかかる百合をきっかけに、幸せな瞬間は一転する。
日常に迫りくるB29の襲来と燃える街並みが映し出され、「泣かないで 君よ幸せであれ」というサビが入り、この恋はただの幸せなものではなく、切なく悲しい未来を予感させるものだということを暗示させる。勤労奉仕の女子学生・千代(出口夏希)からほのかな恋心を寄せられる石丸(伊藤健太郎)、愛する婚約者を地元に置いてきた板倉(嶋﨑斗亜)