『攻殻機動隊』最新作はなぜ、Netflixシリーズに? 監督が語る
草薙素子と元・公安9課のメンバーは現在、アメリカで傭兵部隊として活動しているが、彼らの前に新たな脅威“ポスト・ヒューマン”が出現する。
本シリーズはこれまで漫画、アニメーション、実写など様々な手法で映像化されてきたが、本作ではモーションキャプチャ技術と3DCGが導入され、キャラクター表現の繊細さや実在感、映像表現が大幅にアップデートされた。これまで世界中のファンを熱狂させてきた人気作のまったく新しいシリーズの始まりを強く感じさせる仕上がりだ。
荒牧神山監督は過去の作品でも風景をしっかりと作り込んで、芝居をキッチリと描くことでキャラクターの存在感を出してきた。その点をすごくちゃんとやっていると思っていたので、自分がこれまでやってきた3D空間をつくってそこにモーションキャプチャのキャラクターを描く手法にとてもフィットしていると思ったんです。ステージを用意して、そこで人の目線も実際に確認して、そこでシナリオやダイアログをブラッシュアップしていく手法を神山監督もきっと面白がってくれると思ったので声をかけました。神山『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は作画で、いわゆるアニメーションらしい作り方でやってたわけですけど、荒牧監督に「3Dでやったら面白いよ」