2022年7月15日 12:00
同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志したふたりの足跡を展観『ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎』7月30日より開催
同じ年に久留米で生まれた二人の画家の、これまでにあるようでなかった競演が、生誕140年という節目の年に実現する。
同展は石橋財団コレクションのほか、借用作品も含めて約250点の作品で構成され、デビュー作から絶筆まで両者の作品を展観。青木が伎楽や舞楽などの仮面を写した「仮面スケッチ」と呼ばれる作品群や、坂本の滞欧作《眠れる少女》など、長らく公開される機会のなかった貴重な作品も展示される。
日本の洋画が成熟へと向かう時代のなかで、互いを意識して切磋琢磨していたふたり。性格も画風も異なり、対照的な人生を歩んだ彼らの生涯をときに交差させながら「ふたつの旅」を紐解いていく。
青木繁《わだつみのいろこの宮》1907年重要文化財石橋財団アーティゾン美術館蔵
青木繁《坂本繁二郎像》1902年個人蔵*前期のみ展示
青木繁《海の幸》1904年重要文化財石橋財団アーティゾン美術館蔵
坂本繁二郎《牛》1919-65年個人蔵
【開催概要】
『生誕140年ふたつの旅青木繁×坂本繁二郎』
会期:2022年7月30日(土)〜2022年10月16日(日)
会場:アーティゾン美術館6・5階展示室
※会期中展示替えあり(前期展示:9月11日まで、後期展示:9月13日から)